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日給月給制の厳しい現実を直視する
日給月給制の給与計算の基礎は日給です。日給は法律に基づく最低賃金を基礎として計算されます。2015年には最低賃金が久しぶりに更新され、大幅に引き上げられました。全国平均にして18円も引き上げられるという、政府の大英断ですが、アベノミクス支援政策であることにかわりありません。2015年には最低賃金が全国平均で18円引き上げられ、東京では907円となります。一日8時間労働すれば、日給ベースで7200円あまりとなります。日給の積み重ねが、月末の給料日にまとめて支払われるのが、日給月給制です。日給月給制のメリットは計り知れません。日払いでは、その日稼いだお金を、すぐに飲食費にしたりして、これでは、まともな家庭生活は営めません。その点、日給月給の制度は優れています。月末にまとまった給与がもらえるのは、完全月給制度のもと働くエリート社員と何ら変わりません。
日給月給のデメリットとして、祝日や休みが多いと、月末にもらえる給与が激減するという事実があります。結婚して家庭を営んでいる非正規労働者あたりでは、5月の大型連休などは、楽しいはずがありません。なぜならば、休んでいる間の給与は支払われないからです。